キャビネット類:
ここではキャビネット本体ではなく扉パネルに関して説明する。取り付ける扉パネルにより、キャビネットの本体の仕様が決まる。 キャビネット製作業者とパッケージメーカーのキャビネット製作部門とがあり、扉パネルだけを専門につくる業者から仕入れてキャビネットとして仕上げる。業者により、ユニット寸法が異なるので、スタンダードサイズを確認する事。尚ここではキッチンとバスルームキャビネットに関して説明する。
【形状】

フラッシュパネル

浮き彫りの施されていないパネル

浮き彫りパネル

スクエア/四角、カテドラル/弓形模様等多種類に及ぶ

ガラス入りパネル

框の中央にガラスをはめたもの

    
   

【色 および 材質】
木製ベニア表装パネル

パーチクルボードの表面にメラミン樹脂表装。カラー及び模様は豊富に揃っている。本体はパーチクルボード、白メラミン樹脂表装が使われる。

木製無垢パネル

オーク、メープル、パイン、バーチ等が人気がある。本体はパーチクルボード、木製ベニア表装が使われる。

樹脂成型パネル

硬質樹脂でメンテフリー。白が一般的に用いられる。本体は白メラミン樹脂表装。

ステンレス製

パネルおよびキャビネットが工業用仕様となったものが高級キャビネットとして人気がある。


【種類】
ウオールキャビネット/吊戸棚 壁に固定する。キャビネットの奥行きは約30cm位で、用途に依り壁に固定する位置が異なる。
フロアキャビネット 床に数個のユニットを組み合わせて構成する。天板と呼ばれるカウンタートップがユニットをひとつにまとめる。壁に沿って取り付けられる場合と室の中央に置き4方から使用する場合とある。
トールキャビネット ユニットの丈がフロアと吊戸棚を兼ねた高いもの。

【用途】
キッチンキャビネット 流しやレンジ、冷蔵庫とのバランス、また窓の位置と大きさを確認する事。最近はキッチンキャビネットも家具扱いで引っ越しの際に取り外して次の家に持っていく例も少なく無い。
キッチンは単に調理する仕事の場から、食事をテーマとしたエンターテイメントの場へと観点が変化した。家族、友人皆が集まる家の中心である。応接の場ではなく、日常の生活に使う物や場所にお金を掛けて、楽しむゆとりを見習いたい。
バスルームキャビネット 一見普通の机の様な洗面キャビネットに代表される様にバスルームキャビネットも他の家具のスタイルに準じた物が人気がある。

【その他】
食器だな ウオールキャビネットの扉をガラス入りにする仕様が多い。フロアキャビネットは上と同じ奥行きにする場合もある。
靴箱 こちらは玄関のクローゼットを使用するので日本式靴箱は特注となる。最近は外の靴を玄関でぬぐ事が多くなったが、素足ではなくサンダルの様に楽な靴に掃き変える。

Web-site
メンテナンス

Caron社;

www.caronind.com/       

油よごれが溜まらないようにこまめに掃除すること以外には普通のメンテナンスでよい。
デザイン上のポイント
注意事項
インテリアデザインにより、キャビネットの構成は変化する。ショーケースとしてのコーナーと収納スペースとのバランスを考え、見て楽しく、使って便利なキャビネット配置に心がける。カウンタートップ/天板の仕様に留意する。 キッチンとバスルームのキャビネットはDIYストアでもキットとして販売され家具の一種として理解されている。家の模様替えの代表に、キッチンがあげられる。特注サイズとせず、スタンダードサイズに徹底すれば、手頃な値段で流行のキャビネットが入手できる。それには、ジャンボシンクをやめ、こちらのスタンダードシンクとし、ガスコンロ用の特注キャビネットをやめ、レンジ型のコンロとする等の対応が必要。扉パネルのサイズに合わせて、キャビネット寸法を割り出す事。